「品性は金で買えない」
「品性は金で買えない」。
成金さんは下品ですね、と言う意味の揶揄である。
それの是非について述べたい記事ではないです。
気になったのは、順番のほう。
「品性は金で買えない」
「金で品性は買えない」
どちらも同じ意味として通じると思う。
でも、順番を変えるだけで与えるイメージとか込めた皮肉とかが大きく変わるんじゃないかと気になった。
気になって帰り道の間ずっと考えていたので書き残しておく。
結論として、『アピールしたいものが前に来るのではないか』と考えた。
「品性は金で買えない」、だと品性を重要視している。
「お前下品だぞ」という気持ちが強く現れているのではないだろうか。
対して「金で品性は買えない」、は金に重きがあるように聞こえる。
「お前は金持ちでいいな」っていう皮肉の気持ちが強そう。
最初に言われたのはどっちなのかわからないけど、順番だけで伝わるイメージが変わるのは興味深い。
思いつきのフレーズが低俗だけど、他の言葉にも当てはまる考え方ではあると思う。
「何を伝えたいのか」に焦点をあてて言葉は選んでいきたい。
そういえば英語は文末から訳すから、与えるイメージは逆になったりするのかな。
文学に詳しくないのでわかりません。